十夢創屋の挑戦

まずは自分の為に。それから人の為に

パワハラの職場でも我慢をやめた

やりたいことを探すための挑戦でスタートしたブログだが、随分環境が変わってきた。
まずやりたいと思ったことを優先し、普段は選択しないことをやってみた。
その結果、自分が本当はやりたかったことに目を向けられるようになり、それを行動に移す思考が身についてきた。

こうなってくると、やりたいことだけではなく、今まで我慢していたことも、本当は我慢しなくても良いのでは?
ということに気づく。

今回は会社のパワハラ問題に目を向けてみた。
部署の上司はなんでも自分の都合の良いようにルールを決め、それすら気に入らなくなると、
自分だけ勝手にルールを無視するような人間で、部下に罵詈雑言を浴びせることもしばしば。
成績が悪い社員は気の毒なほどボーナスを少なくされたり、他部署に異動させられたりするような上司である。

幸いにも私は今の仕事が向いているのか、上司よりも仕事の成果を上げているため、直接パワハラの被害はないが、
同僚からの不満を上司に相談しても、「俺に指図するな」と話を聞いてもらなかった。

環境は良くないが、自分が困ることはないため、今までは目をつぶっていた上司のパワハラ問題だったが、
自分の心がどう感じているのかということにしっかりと目を向けてみると、この部署は異常な環境で、
本当はみんながもっと前向きに仕事ができる職場で働きたい、不遇な待遇を受けている同僚のために、
環境を改善したいと思っていること、今までは上司からの評価を気にして、見ないふりをしていたことにモヤモヤした気持ちが湧いてきた。

今までの自分ならこのまま何も行動はしなかったと思うが、今は自分の心に正直に生きる思考ができている。
同僚のためにパワハラ問題に立ち向かう覚悟を決めた。
普段パワハラを受けている同僚から、仕事を辞めたいと相談があった。
話を聞くと、電話の録音があるということなので、それを聞かせてもらうと、
酷い言葉を浴びせられているのが分かった。その録音データを送ってもらい、
現状を訴える文書と供に、ヘルプラインに投稿した。

不思議なもので、今まで自分のことしか考えていなかったときは誰もこの部署の事に無関心だったのに、
同僚を助けようと行動し出してからは、内情を心配して電話をくれる人が現れ、そこから上層部に話が広がっていった。

類は友を呼ぶというが、自分の事ばかり考える人には同じような人が、
周りの人の為に行動する人にはこれまた同じように考えられる人と巡り合う。良い体験ができた。

結局パワハラ問題はまだ結論が出ていないが、あとは会社の判断に任せるしかない。
でも例え上司に目を付けられ、不遇な待遇を受けたとしても、会社を辞める覚悟はできている。
死んだように生きるくらいなら、自分らしく死んだ方がいいじゃないかとさえ思えてくる。

今回も自分の心に正直に行動できた。モヤモヤした気持ちもすっきり晴れた。
今はそんな自分が誇らしい。